第5話 セルフマッサージの6 つの基本

お子さんを連れてくる保護者さんからよく言われる発言の一つに「先生。何か家で出来る事はありませんか?」というリクエストがあります。今回はその参考になればという意味でセルフマッサージの基本をお伝えします。

|マッサージ6つの基本


❶おす(圧迫法)

指の頭、手の付け根などを使って圧迫し刺激を加える方法です。血液やリンパの流れを促進したり、鎮痛効果があります。

❷もむ( 揉捏法)

手のひら、親指、二本指、四本指などで、患部の筋をつかむようにしながら、筋肉を揉みほぐします。血行を良くして筋疲労などの回復、予防を図ります。

❸こする(軽擦法)

手のひら、親指、二本指、四本指などを患部に密着させ軽く擦り、皮膚の温度を上げ血液の循環を良くします。

❹こする(強擦法)

軽擦法よりも更に深部に密着させ強めに擦ります。皮膚組織をほぐし可
動性を回復させたり、炎症による癒着をはがす効果があります。

❺ゆする(振戦法)

手のひらや指の端を使い、バイブレーターのように筋肉全体を震わせま
す。血行が良くなる事と神経や筋の機能が高まる効果があります。

❻たたく(叩打法)

リズミカルに軽く叩く方法です。神経や筋の動きを活発にしたり、血行を
促進したりして神経や筋の興奮性を高める方法や、逆に興奮を鎮め鎮静的に働く方法があります。

実技は文章では伝わりにくいので動画を撮影いたしました。お子様と過ごすご家庭内での時間に「憩いや癒し」をもたらせるようにご活用ください。

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マッサージを治療に用いるには、患部に何が起こっていてどの程度の損傷であるのか?を診立てる能力が必須です。

その知識が無い一般の方がマッサージを施すことは、患部を一層悪くするリスクが生まれますので、痛みがある。または治療中の患部には担当医療者の許可が無い限りは触れないでください。この前提に立って今回の情報をご活用ください。

|家庭内マッサージの効果


マッサージ手技は国家資格になっているくらいですから解剖学や生理学を学んだ上で施すのが効果的ではあります。

反面「手当て」という言葉の原点でもあるように、心許せる関係の元で行われる“触れる”という行為による“リラックス・血行改善・憩い・癒し”効果は見逃せません。

ボディバランス整骨院 院長
BBR(ボディバランス★ランナーズ) 主宰 廿日出庸治

*柔道整復師/カイロプラクター/キネシオテーピング指導員
*西条駅前徒歩30秒にボディバランス整骨院を開院して23年。
*登録者1,100名のランニングコミュニティを主宰
*“走る院長”として100m~100キロまで走るランナー

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