子どもの安全は、装備で決まる。

【DESCENTE】
スポーツ中のケガは未然に防ぐことが可能な場合が多く、ストレッチや準備運動以外にも練習用具やグッズなどで予防できるケースもあります。ケガ防止の観点で商品開発を行っているスポーツメーカー「DESCENTE(デサント)」の商品開発の方に話を聞くことができました。


『プロテクトヘッドバンド』は2023年に発売した、頭部への衝撃を緩和することを目的としたサッカー用ヘッドバンドです。

ゴールキーパー向けに衝撃を吸収するヘッドギアは以前からありましたが、頭全体を覆うことでヘディングをするのには向いていませんでした。

ヘッドバンドにすることでヘディングが出来るようにしています。当社の研究結果では、通常の何も巻いていない状態でヘディングをする場合に比べ、約43%の衝撃を吸収することが出来ます。

実際には何も巻かない方がボールは飛びます。公式戦での使用も出来ますよ。

商品の特徴として、ズレにくくフィット感を併せ持っていて、実際に使用いただいた際にはヘディングした際に違和感もないとのお声をもらっています。

サッカー以外の競技でのお問い合わせをいただくこともあります。例えばバスケットボールは接触がある競技ですし、体操教室でも転倒があったりするのでご利用いただくことが出来ます。

同じ衝撃吸収の素材を使用した『プロテクトキャップ』や夏場の熱中症を防ぐ為の『フットボールプラクティスキャップ』などを販売しています。

また、夏に人工芝が70℃まで熱くなるので、「GAI NA(ガイナ)」という塗料を使用したアンブロのスパイク『ACCERATOR』シリーズもあります。

ガイは家の断熱材やロケットの表面にも塗られていて、熱から表面を守る役割をしてくれています。

ジュニアクーリングフットボールプラクティスキャップ

シューズ内への熱侵入量を約64%減少させることができ、実際にJリーグの選手にも使ってもらっていますが、かなり評判は良いです。

『フットボールプラクティスキャップ』はサッカーの練習中に被るもので、太陽光をブロックする独自開発のサンスクリーンという素材を使用することで、通常のキャップより涼しく感じられます。

今までサッカーの練習で帽子を被る習慣はなかったですが、ヘディングも出来るように作っており、2011年に発売しましたが今では夏に帽子をかぶることが定着しました。

『プロテクトヘッドバンド』も日本国内だけでなく海外でも脳震盪の危険性などの話が出ていますが、ヘディング自体は禁止はされていません。ヘッドバンドをすることで、子ども達がより安全にスポーツに取り組めるようにしたいと思っています。

『フットボールプラクティスキャップ』も含め、競技を行う人たちが今までにない新しい習慣を作っている途中段階になります。

デサントではスポーツのシーンに合わせ、素材選びや形の工夫をすることで子ども達を守れるような商品を提供し、ケガなどで子ども達にはスポーツを嫌いにならないで欲しいと思っています。

【製品の詳細はこちら↓】
https://store.descente.co.jp/umbro/feature/protect_headgear/

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