第8話 強くなるためのチェックポイント

今回は調子を整えて確実に上手くなる、強くなる、競技成績が上がる。” そのポイントについて解説します。


たくさん練習すれば能力は上がります。かといって長いだけではダメです。質の 高い練習と併せて、ゴールに向かって練習を計画することが大事です。しかし 「練習さえすれば強くなる」という考えは故障(障害や外傷)や伸び悩みを招き ます。長い練習時間と質の高い練習を故障無くこなすには、リカバリー(回復)と セットで考えることが必要です。リカバリーとは ①栄養面と②休養面の事です。


成長期のお子さんには“身体の成長”と“運動後の補修”に栄養が必要ですので、考えなく摂っているだけでは不足し、故障や不調に陥ります。女子部員のダイエットや体重制限などが故障や不調を多発させるのはこのためです。栄養面を簡単に見直すには、「足し算(何を食べるか)」と「引き算(何を食べないか)」の2面で取り組むと良いでしょう。例)毎食味噌汁を飲む・ジュースは飲まない…など。


休養の役割は“栄養の消化と吸収”と“身体の成長と修復”です。学校で頭を使い、練習で身体を使い、生活で気を遣って頑張ってきた心身を、「また勉強しよう」「また練習しよう」「また生きていこう」という方向に戻す役割です。【頑張ったら休む】事が大事です。休養で大事な事は「睡眠時間と睡眠の質」「頑張っている活動から離れる時間」の2面について取り組むと良いでしょう。

リカバリー(回復)不足の発見

回復度合いを知る方法としては以下をチェックしてみてください。


☐ 起床時の心拍数が上がっている(下図参照)
☐ 睡眠の変化(寝付き、寝起きが悪い、途中で起きてしまう)
☐ 起床時の倦怠感
☐ ボーッとする時間が増えた
☐ 意欲の減退(やる気が出ない)
☐ 複数の関節痛が続く
☐ 少しの運動で筋肉痛が出る様になる
☐ 食欲の変化(落ちる・増える)
☐ 爪や肌が荒れる(アトピーの悪化含む)
☐ 口内炎や口唇炎が起こる


まだまだ沢山ありますが、子供の慢性故障や慢性不調の中には、実は栄養や休養の問題が隠れているケースもあります。「サボっている」と決めつけないようにお願いいたします。当てはまったり、不安がありましたらLINEにてご相談ください。

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ボディバランス整骨院 院長
BBR(ボディバランス★ランナーズ) 主宰 
廿日出庸治

*柔道整復師/カイロプラクター/キネシオテーピング指導員
*西条駅前徒歩30秒にボディバランス整骨院を開院して23年。
*登録者1,100名のランニングコミュニティを主宰
*“走る院長”として100m~100キロまで走るランナー

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