教えてスポラブ先生!SUP(スタンドアップパドルボード)編

今回の先生は呉市立片山中学校1年生 脇 蓮斗くん

水の上を冒険しよう

水面を歩くように移動できたら楽しいと思いませんか。それが叶うのが、サーフボードのようなものにのって水面を移動するマリンスポーツ「SUP(サップ)」です。広島は海が近く川も多いので、SUPを日常生活の中で楽しむのに最適なエリア。呉市安浦町の七浦海水浴場で行われたSUP体験レッスンにお邪魔して、参加者の一人でレース出場経験もある脇くんと、SUPインストラクターの小山さんにSUPの面白さや楽しみ方を聞きました。


SUP(スタンドアップパドルボード)とは

SUPは「Stand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)」の略で、ボードの上に立ちパドルを漕いで水面を進む、今注目のマリンスポーツ一つ。オールシーズン可能で楽しみ方もさまざま。SUPクルージングやフィッシング(釣り)、ヨガ、そしてISAやAPPワールドツアーのスピードや技を競うレースやサーフィンもある。


Point1 競技人口が少なく活躍できる!

「SUPはまだ新しいスポーツなのでまだ競技人口が少なく、SUPができるとみんなの一歩先をいくかっこいい特技になります。僕自身、入賞できたらヒーローになれたし、自信になりました」とSUPインストラクターの小山さん。


SUPを始めるには、まずはスクールやショップが主催する体験レッスンに参加します。道具の扱い方や、海や川でするスポーツのリスクについて学びます。「風がどのように吹いているか、船が近くにいないかなど、命を守るために、周りの状況確認ができる力が必要です」と小山さんは言います。その後は練習を重ねて、全国で開催される試合に参加。スクールに入って2カ月あれば入賞も夢ではないそうです。

Point2 始めたその日に立てる!

SUPは、サーフボードよりも少し大きく、浮力も高い専用ボードを使います。そのため、年齢や性別に関係なく、初心者でもボードに立つのが比較的簡単。小学4年生からSUPを始めたという脇くんも、始めたその日に立てるようになり、1カ月もするとまっすぐ進み、疲れないように効率的に漕ぐことで長距離の移動もできるようになったそうです。脇くんに、かっこいい「ステップバックターン」を見せてもらいました。

Point3 漕ぐほど元気になる!

「安定しない水の上にいることで、全身の筋肉を使ってバランスを取ろうとします。SUP自体を楽しむことで、自然と身体も鍛えられていきます。何歳からでも始められるし、何歳までもできる、ゴルフのような生涯スポーツです。泳げなくてもできますよ」と小山さん。さらに、「太陽光と海水のマグネシウムによる働きで、自律神経が整います。酸素を多く取り込むことで、がん予防につながるとも言われています」。自然のエネルギーを活用することで、元気になれるスポーツです。

Point4 一年中、楽しみはたくさん!

SUPは海や川だけでなく、漕いで進むので湖でも楽しめます。寒さ対策をすれば冬でもできます。楽しみ方はたくさんあり、自然と一体になってゆったり過ごすSUPクルージングやヨガ、釣りやサーフィン、そしてISAやAPPワールドツアーのスピードや技を競うSUPレースもあります。


脇くんが好きなのはSUPで釣りをすること。「SUPで沖まで出て、360度が海の中で釣りをします。陸からは届かないポイントなのでよく釣れます。そして海の真ん中から見る海の景色はとても広いです」と教えてくれました。


これがスーパープレーだ!「ステップバックターン」

ボードの後ろに立ち、ボードの前を少し浮かせて、パドルで水をかいてボードを回転。素早い回転はタイムの短縮につながるので、レースに出場するならマスターしておきたい技。


SUPはかっこいい!

呉市安浦町でアウトドア用品・スポーツ用品を販売、各種レッスンを開催する「KGSoutdoor(ケージーエスアウトドア)」代表。16年前にハワイでSUPを知り、2021年からSUPレースに本格的に取り組み、現在はレーサー育成に務める。最近ではマリンスポーツの最大手メーカー主催「スターボードジャパンカップ2023」のインフレータブル部門エリートクラスで全国2位。安浦町を拠点に、アウトドアやスポーツをキーワードに、地域資源を活用し地方創生に取り組む。

SUPインストラクター 小山馨央さん

KGS outdoor(SIJ公認スクール)

広島県呉市安浦町内海南2-12-22
SHOPオープン:15:00〜18:30
SUPレッスン:日の出〜13:00
日本サップ指導者協会
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SUPインストラクターB級検定員
日本スタンドアップパドル協会
Earth Yoga協会
漁業組合加盟店
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