教えてスポラブ先生!スナッグゴルフ編

今回の先生は三ツ城スナッグゴルフクラブキャプテン大谷 颯也くん

正確に読み、正確に打つ!

広島県は全国的に見ても「スナッグゴルフ」のレベルが高いエリア。東広島市では全小学校に専用の道具が導入され盛んに取り組まれています。中でも、同市立三ツ城小学校は、全国大会に17年連続で出場し全国優勝を6回も成し遂げている強豪チーム。キャプテンの大谷颯也くんに、「スナッグゴルフ」の面白いところや、できたらすごいスーパープレーを教えてもらいました。


|スナッグゴルフとは

ゴールとなる「スナッグフラッグ」まで、何打で到達できるかを競います。9ホールで行い、ホールを回り終わったあと、合計打数が最も少ない人が1位です。


Point1 スナッグゴルフはゴルフの入門スポーツ

スナッグゴルフは、ゴルフの基本技術を楽しく正確に習得できるように、アメリカで開発されたゴルフの入門スポーツです。「ゴルフを始めるために(Starting New At Golf)」という英語表記の頭文字をとって、「SNAG(スナッグ)」と名付けられています。使う道具は、ボールを打つためのクラブが2本。クラブには握る場所や、ボールを当てる場所などに印がついていて、誰でも簡単に打てるように設計されてます。ルールも簡単なので、小学校低学年から始められます。

Point2 飛ばす距離よりも、飛ばしたい場所に打てるか

ゴルフと同じように、ゴールに到達するまでの打数の少なさを競います。ボールを遠くに飛ばせることは有利ですが、「飛ばしたい場所に打てる」ことが勝負を決めます。クラブを振るときに重心がぶれないように気を付けて、クラブのヘッドにある印の部分にボールをきちんと当てるようにします。


 ボールがグリーンにのったら、芝生の上を転がすようにしてゴールのスナッグフラッグに近づけます(パッティング)。このとき、地面の傾きやでこぼこをチェック。地形によって、ボールが転がる距離や方向が変わるためです。ボールの転がり方を想像し、打つ力を調整します。この読みを当てるのは難しいけれど、面白いところです。

Point3 練習しやすいから上達スピードが速い

ボールを打つ時は、ランチパッドというマットを敷いて打ちます。マットを敷くと、芝や土の上だけでなく、コンクリートやフローリングなどでも打ちやすく、床などを傷つけることなく打つことができます。だから練習もしやすいです。


練習はたくさんした方が上手くなります。三ツ城スナッグゴルフクラブでは週の平日3日、土曜日は正式なゴルフコースがある広島カンツリー倶楽部八本松コースで練習しています。僕は自主練習で、パッティングの素振りを毎日しています。


これがスーパープレーだ!「チップイン」

グリーンの枠外から打ったボールが、スナッグフラッグに直接くっつくプレーです。これができたら「すごい!」と拍手が起こります。
成功させるコツは、ランチパッドの位置と距離感。ランチパッドの矢印をスナッグフラッグの方向に合わせます。そして正確に打てば、チップイン!


圧倒的な練習量とあいさつ

三ツ城スナッグゴルフクラブの強さのひけつは、圧倒的な練習量と気持ちのよい挨拶です。三ツ城小学校には練習用の芝生があり、土曜日は地域の方の協力で正式なゴルフコースで練習ができるなど環境に恵まれています。そして、何事も挨拶から始まります。大事なことがきちんとできるからこそ、ゴルフも強くなるのだと思います。

監督 中林修二さん
会長 大谷哲也さん

三ツ城スナッグゴルフクラブ

SNAG…
Starting New At Golf(ゴルフをはじめるために)の略で、同時にSNAG(くっつく)の意味
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