子ども時代の食習慣が未来のジュニアアスリートをつくる

トレーナー・スポーツ栄養士としての経験を踏まえて、アドバイスと+αとなる情報をお届けします。

Q【相談01】中学2年生陸上長距離 Aさん

800mから3,000mの長距離をしています。
普段の学校での練習に加え、自分流で朝練、帰ってから更に走り、またストレッチ筋トレなどを毎日しています。本番に疲労が溜まり良い結果が出ないのではないかなと家族からは心配をされます。良い疲労回復の食事や食材、飲料、スタミナが付きやすい食事など、教えてください。また、試合前の2日間や、当日の朝に食べるとよいものはありますか?宜しくお願い致します。

A 馬明さんのアドバイス

Aさん、こんにちは。陸上部で毎日頑張って練習をしているんですね。
「本番に疲労が溜まり良い結果が出ないのではないか」という部分に関しては、休むこと・入浴や睡眠もパフォーマンスや体調に関係しています。練習量が多くて疲れが取れない場合は、練習量を見直すこともジュニア期には大切です。疲労回復に関しては、食事面以外も関わっていますが、大切なこととしてはその日の疲れを次の日に持ち越さないことです。食事は毎日のことなので、まずは食事量(主食量)や食事のタイミング、練習前後の補食、水分補給量やタイミングを振り返ってみてください。そこがスタートラインです。そのあと、例えばハードな日の食事には生姜焼きにしようなど、食材を選べるとよいと思います。試合前日、当日の食事は、消化によい料理で炭水化物多め(主食をしっかり)のメニューが良いです。お米がおススメですが、食事が進まない場合は、いも類や麺類、果物などもプラスしてみてはどうでしょうか。

POINT! (例)試合当日の食事スケジュール 
~試合・大会10時開始ver.~

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馬明 真梨子(まみょう まりこ)

公認スポーツ栄養士・NSCA認定パーソナルトレーナー
SHOKU LEAD代表

大手フィットネスクラブ、パーソナルトレーニングジムでのトレーナー・栄養士業務を経て独立。アスリート寮の献立作成業務をはじめ、高校ラグビーやアーチェリーなどの栄養サポートスタッフを務める。スポーツ栄養セミナー講師、専門学校の非常勤講師など広島県を中心にスポーツと食に関わる仕事に携わっている。

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