結果を出すチームの共通点って?
|強みを磨き、結果が出るまであきらめない
1990年8月12日生まれ。広島市東区で育つ。小学生でバスケットボールを始め、広島県立皆実高校では県の最優秀選手、3年連続全国大会出場を果たす。その後、広島大学薬学部に進学。大学でも中国地方を代表する選手として活躍し、在学中に初の広島県出身選手として広島ドラゴンフライズに入団。選手として活躍しながら薬剤
師国家試験にも合格。選手引退後は、薬剤師、大学講師、コーチを務めながら、県立広島大学大学院でMBA(経営大学院修士)を取得。21年にGMに就任。多彩な経歴が話題!
2021年、Bリーグ1部西地区最下位から、たった3季でリーグ優勝を果たした広島ドラゴンフライズ。その立役者ともいえる岡崎修司ゼネラルマネージャーに、ドラフラが強い理由と、結果を出すために必要なことを聞きました。
ゼネラルマネージャーとは??
監督を含めたチーム全体をまとめ、チームが目指す方向を決める人
|短期間で優勝を果たした、ドラフラの強みは?
ディフェンスを軸にしたチーム力です。派手さはないですが、バランスの良さと結束力の強さが私たちの強みだと思います。選手やコーチたちの努力でリーグトップクラスのディフェンス力を持つことができました。
ディフェンス力を重視したのは、Bリーグで今まで優勝したクラブは全てディフェンスレーティング(※)がリーグで5本の指に入る高さということがわかっていたからです。最短の優勝を目指す上で重要視していました。
※ディフェンスレーティング=ディフェンスのクオリティ。ディフェンスの回数に対する相手チームに許す失点をもとに計算。その数値が低いほど効率のよいディフェンスができているということ
|接戦を勝ち抜いてたどり着いた優勝です。「競り勝つ強さ」はどう生まれた?
クラブ、チーム、コーチ、選手のそれぞれがたくさんの逆境を乗り越えたことから生まれたと思います。また、最後まであきらめず戦い続けるというスタイルは、クラブとして大切にしている理念で、これがチームにも浸透していることがうれしいです。継続することが重要ですので、これからも広島のスタイルとして定着をさせたいです。
|さらに強いチームとなるために必要なことは?
「変化」です。
強豪クラブの歴史を見ると、常に変化と成長を続けています。チームの理念や哲学を大事にしながら、成功体験にとらわれすぎることなく、積極的な変化が重要だと思います。来季も今季以上に良いチームになっていきたいと考えています。
|これからの目標は?
来シーズンはEASLという国際大会もあります。天皇杯優勝、EASL優勝、Bリーグ2連覇の3つの優勝を目指して戦います。
|スポラブ読者へメッセージを!
チームスポーツは体と技術の成長だけでなく、心の面でも一生有効な財産になります。仲間と一緒に努力をして、何かを成しとげるために努力をするプロセスは、社会に出た時の最も重要で基本的なスキルになります。粘り強く物事に取り組む姿勢は、人生において多くの成功を呼び寄せます。 一緒に粘り強く、結果を求めていきましょう! 皆さんを応援しています!
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